組織統治・公正な事業慣行

組織統治


法令を遵守することはもとより、高い倫理観を持って行動します。
担当業務に関する法令・協定・会社の規程・規則や正しい手続きの仕方およびそれらの変化を理解し、遵守します。
国内外の法令を遵守し、世界人権宣言や様々な国連条約を尊重し行動します。
ルール化されていないことであっても、誠実な言動を心がけ、社会の一員としてステークホルダーから信頼されるように行動します。
私たちの行動規範/コンプライアンス
レゾナックグループの考えるサステナビリティとは、「事業活動を通じたSDGs課題解決への貢献と、私たちの行動規範に基づく全社員の行動によりすべてのステークホルダーにご満足いただける社会貢献企業を目指すこと」です。
当社では、私たちの行動規範に掲げる9項目に則り、私たち一人ひとりがステークホルダーに対して何をすべきかを考え、行動しなければならないことを挙げて、各部署でディスカッションを行っています。
レゾナックグループの一員としての責任を果たし、国際社会の持続的発展に貢献していきます。
取締役会
取締役会は、会社の基本方針を決定するとともに会社法および定款で定められた事項および重要な業務執行案件について、審議を経たうえで決定し、経営の意図決定機能の迅速化と活性化を図っています。計画的に年4回の取締役会、年1回の定時株主総会、監査役監査を実施しています。
監査役監査
当社監査役による監査では、職務執行状況や重要決裁書類を確認したうえで、業務及び財産状況の確認を現地で実施しています。
また、レゾナックグループ監査役による監査を毎年実施しており、工場概況、生産概況、技術・開発課題の進捗等、現地での実査を通じ、経営の健全性確保に対する提言、助言、指導を受けています。
監査役監査 : 2024年2月実施
全社的統制監査 : 2024年7月~9月実施
遵守評価
法規制に則った適正な現場管理と運用状況を確認するために生産活動に関わる環境・安全・化学物質管理・設備保全の法規制項目を数百の設問からなるリストを活用して評価を行っています。
この取り組みは遵守状況の確認だけではなく、施行が見込まれる法規制への計画的対策や、これに関連した教育や社内体系、社内規程の整備を行うだけではなく、新たな気づきの場としても重要な役割を果たしています。
近年は、化学物質に関する規制や作業者保護の安全対策基準が厳しくなり企業に課せられる責任も益々大きくなってきていますが、このリストを活用することで漏れの無い法令遵守を推進しています。
内部監査/本社監査
2015年、当社発足を機に、監査員の技能向上と他工場の生産品や業務を学び自職場に生かすことを目的に、3エ場で共通テーマにより内部監査を実施し、情報の共有とシナジー効果による活動の促進を行っています。
事前に、監査事務局が各工場で抱える課題や問題点を持ち寄って協議し、その中からテーマを選定します。同じ視点から様々な監査員による監査を実施することで特徴ある取り組みや考え方、そして新たな課題を発見する機会として活用されています。第三者機関による外部監査と異なり、監査員に任命された面々が自由な視点で専門業務とは異なる部門の監査を行うことで、品質・環境・安全・衛生の取り組みへの理解が一層深まると共に、部署間の相互理解によるコミュニケーションの活性化にも一役買っています。さらに毎年対象となる部門と監査員をローテーションすることにより多くの学びと交流の場を提供しています。
また、環境安全活動の取り組みやマネジメントシステムの仕組み、運用状況を把握、評価し、継続的改善を促すことを目的にレゾナック本社から監査員が来場しRC監査を実施しています。
品質リスク診断(QRIC)
QRIC(Quality Risk Identification and Control)は、年に一回監査を実施し、品質リスク(原材料、製造プロセス、設備、人的要因、コンプライアンス)の識別と制御を行う手法で、製品やサービスの品質を守るための体系的なアプローチです。主なステップは、リスク識別(潜在的なリスク要因の特定)、リスク評価(影響度や発生確率の分析)、リスク制御(回避、軽減、移転策の実施)、リスク監視(実施後のモニタリング)です。これにより、品質問題を早期に発見し、適切な対応を行い、リスクを最小限に抑え品質向上のカギとなります。
現在、3工場では上記診断の準備段階ですが、今年から来年にかけて展開・改善を実施し、2027年には3工場でQRICを定着予定で活動を進めています。

公正な事業慣行



公正かつ自由な競争を基本とした取引を行います。
独占禁止法を遵守し、公正な取引を行います。
各国の競争法を遵守し、公正な取引を行います。
カルテルに参加しません。また、それを疑われるような行動をとりません。
サステナビリティ調達
サステナビリティ調達は、「レゾナックグループサステナビリティ調達ガイドライン」をパートナーの皆様と対話を通して共有し、信頼関係をさらに強固なものとすると共に、協働で遵守することで、お互いの企業価値を向上させることを目指すものです。
品質顧客調査(CS調査)
顧客の満足度や期待を把握するために実施している調査です。顧客からのフィードバックを収集し、製品やサービスの品質を評価します。得られた情報を基に改善点を特定し、品質向上に役立てています。さらには、顧客のニーズを把握し、それに応じた製品の改良やサービスの改善を行うことで、顧客満足度を向上させています。
サプライヤー監査
サプライヤーからの安定調達を担保するために、主要原材料・梱包資材購入先、運送業務委託先、場内作業委託先、機械製作、補修、工事発注先等の実績を有するサプライヤーを再評価する取り組みを計画的かつ継続的に行っております。
評価方法としては、訪問調査、品質監査、RC監査、BCP監査、CSR調達・自己診断のうちいずれか又は複数の方法によって、関係部門が協力して実施しています。

消費者課題

ビジネスパートナーと協働して、お客様の期待に応える製品を安定的に供給します。
製品・サービス、およびパンフレット・カタログ等にわかりやすく正確な表示をします。
お客様に当社の製品を推奨・説明する際には、事実を正確に伝えます。
入先を選定する際には、門戸を広く開放し、公平に比較して決定します。
発展途上国と取引を行う際は、その経済的自立を阻害することのないよう、適正な価格による継続的な取引を心がけます。
マネジメントシステムの認証
当社では、国際規格のISO9001、ISO14001、ISO45001を取得し、工場内で規定した要領に従い生産活動を行っています。
品質保証体制
当社は、実用性および安全性に配慮した製品・サービスをお客様に提供するため、法令・規制要求事項を満たした製品、さらにお客様にご満足いただける製品を提供できる仕組みを継続的に改善しています。




